「部活を引退したら太る」。そんな話を聞いて、不安になっている人も多いと思う。毎日あれだけ動いていたのに、急にその時間がなくなるのだから当然だ。
私は野球部を引退してから、体重が68kgから66kgになった。大きく太ることなく、ほぼ維持できている。
もともと私は小食で、現役時代は体を大きくするために頑張って食べていた(そのころの話は増量の記事に書いている)。だからこの記事は「やせる方法」ではなく、引退後に体型を「維持する」ための考え方として書く。体のことだけでなく、引退後の気持ちの整理についても、自分の経験から伝えたい。
なぜ部活を引退すると太りやすいのか
理由はシンプルだ。部活がなくなると、体を動かす量が大きく減る。それなのに、現役のころと同じ量を食べ続けていると、使うエネルギー(消費カロリー)より、食べて入るエネルギー(摂取カロリー)のほうが多くなる。その状態が続けば、体重は増えていく。

現役時代は「たくさん食べる」ことが正解だった。でも引退すると、その正解が変わる。ここに気づけるかどうかが大事だと思う。
体型を維持するために私が意識したこと
① 部活ほどでなくていいから、少し体を動かす
まずは、使うエネルギーを少しでも保つこと。部活のときほどの運動量は必要ない。散歩でも、軽いジョギングでも、自宅での筋トレでもいい。少し体を動かす習慣を残しておくだけで、急に太るのは防ぎやすくなる。
私の場合は、引退後にランニングを始めて、筋トレも続けた。ランニングを始めた理由や、野球との違いはこちらの記事に書いている。
② 食事の量は「少しずつ」減らす
次に、食べる量を少しずつ減らしていった。ここで大事なのは、いきなり減らさないこと。体を動かす量が減った分に合わせて、徐々に量を調整していく。そうすることで、無理なく体重と体型を保てると思う。
私が具体的にやったのは、次の2つだ。
- 夜のご飯の量を減らした:現役時代は夜にご飯を600gほど食べていたが、450gくらいにした
- 朝と昼も、1回に食べる量を少し減らした
食事を抜いたり、おかずを極端に減らしたりはしていない。「1回に食べる量を少し減らす」だけでも、体重は大きく増えずに保てた。
ただし、中学生・高校生はまだ成長期だ。食事を抜いたり、極端に減らしたりするのはおすすめしない。減らすのは「食べすぎていた分」くらいの気持ちでいい。体重の変化が大きくて心配なときは、家族や学校の先生、病院などに相談してほしい。
③ 走る・筋トレを始めたくなったら
引退をきっかけに、ランニングや筋トレを始めてみたいと思った人は、私のほかの記事もぜひ読んでみてほしい。筋トレとランニングを両立したときの体重の変化はこちら、走り始めて半年でフルマラソンを走った練習の記録はこちらにまとめている。
引退後に感じた体の変化:足が細くなった
体重はほとんど変わらなかったが、見た目で一番変わったのは足だ。野球をしていたころより、足が細くなった。ランニングを始めたことも関係しているかもしれない。
体重の数字だけでなく、体のどこが変わったかを見ておくと、自分の体の変化に気づきやすいと思う。
体だけじゃない。引退後の「気持ち」の整理も大事
引退して変わるのは、体だけではない。毎日の予定や、気持ちも大きく変わる。私が引退後にやってよかったと思うことをまとめる。
これからやってみたいことを整理する
部活がなくなって時間ができたら、これからやってみたいことを一度整理してみてほしい。新しい目標や計画は、早めに立てておくのがおすすめだ。ゴールまでの道のりを考えておくと、毎日の過ごし方が決まってくる。目標の立て方はこちらの記事も参考にしてほしい。
何も予定がない日も、いいこと
一方で、何も予定がない日があるのも、悪いことではない。部活がなくなって、寂しい気持ちになると思う。でも、遊ぶ日は思いきり遊んで、休むときはしっかり休んでいい。一人の時間ができても、嫌な気持ちにならないでほしい。
正直に書くと、私も引退してすぐは少しナイーブな気持ちになっていた。でも、やる日と休む日のメリハリをつけることで乗り越えることができた。
次のステージに進む人へ:休む期間を決めよう
引退後に、高校や大学など次のステージでも競技を続けようとしている人もいると思う。そういう人は、まず休む期間を決めてほしい。そして休んだあとは、体を鍛えたり、これからのことを考えたりして、さらなるレベルアップにつなげる期間にしよう。
引退から次のスタートまでの期間は、ただの空白ではない。差をつけられるチャンスの時間でもある。
保護者の方へ
引退した子どもが、だらけているように見えることもあるかもしれない。でも、本人の中では気持ちの整理が進んでいる途中かもしれない。
見守ると同時に、これから何をしたいのか、本人の気持ちを気にかけてあげてほしい。そのうえで、必要なときにアドバイスをしてあげると、本人も次の一歩を踏み出しやすくなると思う。
まとめ:引退後は「動く量」と「食べる量」のバランスを見直そう
- 私は引退後、68kgから66kgと、体重をほぼ維持できた
- 引退すると動く量が減るのに、食べる量が同じだと太りやすくなる
- 部活ほどでなくていいので、少し体を動かす習慣を残す
- 食事は少しずつ減らす。成長期なので、抜く・極端に減らすのはNG
- やってみたいことを整理して、目標と計画を早めに立てる
- 予定がない日もOK。遊ぶ・休むのメリハリが大事
- 次のステージに進む人は、休む期間を決めてからレベルアップの期間に
部活を引退するのは、一つの区切りだ。でも、終わりではなく次のスタートでもある。体も気持ちも、少しずつ新しい生活に合わせていこう。

コメント